リハビリ日数制限を考える会リハビリ日数制限を考える会
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参加者:369名(他ネット配信に90余名参加)
主 催:リハビリ診療報酬改定を考える会(大阪府豊中市桜の町3-11-1)
     全国保険医団体連合会(東京都渋谷区代々木2-5-5)
日 時:2007年3月10日(土)14時〜16時半
会 場:KFCホール(東京都墨田区横綱1-6-1)

報 告
1.リハビリコント「おさるで☆ポン」 (児童劇団「やまびこ座」)
2.主催者挨拶(リハビリ診療報酬改定を考える会代表:多田富雄さん)
挨拶(要約)
 リハビリ打ち切りは、歴史上の汚点である。このような非人間的な悲劇を繰り返してはいけない。これは日本人全体の問題である。
 このリハ打ち切り反対運動は弾圧されつつある。でも、運動は48万人の賛同も得たし、まだまだ広がっている。我々は、制度の見直しをしようともせず、ただただ情報操作を繰り返す行政の不作為に対抗しなければならない。
 やぶれた靴下は繕っても穴は広がるばかりだ。このままでは、リハ難民は死んでいくだけ。まずは、算定日数制限の白紙撤回をし、それからリハの在り方を見直すべきだ。
 白紙撤回を勝ち取ることが必要。これは、弱者の人権を守る大切な闘いである。
3.賛同者メッセージ紹介
 坂上二郎さんのメッセージのほか、自由民主党中川秀直幹事長、民主党三井辨雄衆議院議員・ネクスト厚生労働大臣からのメッセージなどを紹介。
4.シンポジウム
1. 経過報告と論点整理(保団連理事:大竹進さん)
 リハビリ日数制限が導入された経過及び、日数制限により必要なリハビリが打ち切られた症例を紹介。
 併せて、厚労省に対し、本シンポジウムへの参加を依頼したが、辞退された経緯も紹介。
2. 患者さんから(横浜市片マヒ協会事務局長:政時幸生さん)
 脳内出血から左側の身体障害に。発症から7ヵ月経ち初めてリハビリが受けられるようになった。当時、180日で打ち切りだったら、今の私があっただろうか。たぶん寝たきり状態になっていただろう。180日の制度ができ、私の仲間にも立ち上がれない者がたくさんいる。だから、声を大にして言う。日数制限NO!と。
3. 患者さんから(ポリオの会代表:小山万里子さん)
 ポリオは除外規定でOKだと思った。でも、だめだった。ならば障害児者リハが受けられると思った。これもだめだった。今回の制度で、私達は救われなくなった。
4. セラピストから(むさしの共立診療所PT:菅原芳紀さん)
 介護で維持期のリハをやれという。でも、介護で十分なリハができるか。できはしない。診療所レベルで通所リハで個別リハをやれる状態にない。受け皿がない中で、そのような方針を出されても現実にはできない。回復期、維持期のリハを切り捨てるやり方には反対する。
5. セラピストから(星城大学リハビリテーション学部長:植松光俊さん)
 リハのスタッフで、やる気をなくしてやめていった例がたくさんある。現場の者は打ち切りの対象となる患者からひどく叱られる。でも、何もしてあげられない。介護保険に振り替えができる施設は全国で10%しかない。特に深刻なのが療養病床に入院している人だ。介護に移行すらできない。我々は今、無料でやっている。でも、当然、それができる施設ばかりではない。
6. リハビリテーション医から(太田病院リハビリテーション科:細田悟さん)
 「無駄なリハがある」と言われる。だが、果たしてそうなのか。厚労省はリハを「機能訓練」としか考えていない。だが、リハというのは「全人間的復権」だ。日数制限は、その理念を根底からなくされる制度である。
 同時に、維持期リハが重要なのは日本の住環境にも要因がある。日本の住宅はまずリハに適していない。その中で自宅に帰れば、廃用症候群に低下していくのは当然である。
5.フロア発言、来賓議員発言
1. 兵庫医科大学リハビリテーション医学教室教授:道免和久さん
 厚労省は日数制限撤廃の運動に対して反論すればよいのにしないのは、理論的にできないからである。我々は、これからも、白紙撤回を目指していく。
2. 東京歯科保険医協会理事:森元主税先生
 私は歯科医だが、リハの重要性も理解しているつもりだ。歯科においても、歯周病のメインテナンスにおいて、リハと同じシステムにしようとしている。今後、あらゆる医療面にこのシステムは広がる可能性がある。なんとしても、リハの日数制限をやめさせることが、医療全体から見ても重要だ。
3. 社会民主党:阿部知子衆議院議員
 このやり方は障害者の人権を蹂躙するもの以外の何者でもない。運動によって変えなければならない。
 医療リハ,介護リハなどの言葉が勝手に作られた。リハビリは糖尿病の治療と同じで生きていく時に必要なもの。「無駄なリハビリ」などあり得ない。自立「阻害」法とペアになったのが日数制限だ。
4. 日本共産党:小池晃参議院議員
 政府は介護保険でリハをやればよいと言う。だがそれは違う。介護保険が受けられない人もいるし、受け皿もない。現実、介護でやれる状態にない。私は医師でもあるが、病院に通院してリハを受けるのが最も合理的だ。介護は充実させるべきだが、介護に移行するべきではない。
 100人いれば100通りあるリハを4つの疾患別に分けてしまったことも大問題。こんな無茶な制度を押し通したのは、これを突破口にすべての医療をそうしたシステムにしたいから。
 とにかく今は超党派で日数制限をやめさせる事が大切だ。どうするかはそれから考えればよい。
 「再チャレンジ」を叫びながら、一番の再チャレンジを阻害している。
5. 民主党:鈴木寛参議院議員
 政府与党の考え方は基本がおかしいとしか思えない。リハは機能の回復ではない。今までできていたことができなくなるのは「人生の絶望」だ。リハは「生きる意欲」のリハビリでもある。そうした人間性を無視して、単に機械に油を差すような話は許されない。私は「人間の尊厳」が政治から消えてしまったと思っている。人生のために使うもの、それがリハビリである。
6. 共同通信社編集局社会保障室次長:田中貴子さん
 我々も正直、最初はさほどの問題とは思わなかった。だが、いろいろと話を聞き、現実が分かるにつれ、これは非常に大きな問題であることがよく分かった。これからも、取材を続け、こうした非人間的なやり方には反論を続けていく。
7. その他フロア発言(計4名、抜粋)
 私はポリオだが、既に2回リハを打ち切られた。リハは無駄だったのか。もう治らないと宣言されたような気がした。打ち切られて後、症状は明らかに進行した。生きる気力もなえてきた。主人と娘の生活上の負担も増えた。娘に弁当も作ってあげられない。母親としてこれ以上に悲しいことはない。リハの打ち切りは私の体だけでなく、家族の生活も脅かしている。一日も早く撤廃してほしい。
6.集会アピール採択

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